【マギカロギア】導入1/4~あるいは城座当麻、日常の一停【リプレイ】

teishi

城座当麻(きざ とうま)は高校生である。

魔法に目覚めた彼を導き、力の使い方を教えた<大法典>は、
魔法世界に再度の秩序をもたらさんとする巨大学派である。

城座当麻は日常の平和を守るため、悪の魔法使いと戦うのだ。

 

 

 

 

f_kiza

ツネユキ(以下GM) では導入…PCたち魔法使いが、いかにして当該魔法事件と関わることになったのか。その顛末を演っていこうと思います。最初のシーンは、城座当麻くーん。

城座 はいはーい。

GM キミは、太境「私」立高校に通う高校生だが、今は放課後。友人の太境楼良(たざかいさくら)と連れ立ってほしい場面だが・・・どういうシチュエーションがいいですかね?

城座 それじゃあ、アンカーに設定してる友人、根倉王司(ねくらおうじ)、悪崎信秀(あくざきのぶひで)と、3バカよろしくつるんでいたところで、帰ろうとしている楼良を見かけたことにしよう。

GM (ヒデェ名前だな) OK。窓から差し込む西日が校舎の廊下を茜色に染める中、楼良が校門に向かっている。

城座 (友人に向けて)「・・・おい、俺は太境を送っていくからさ。お前ら、先に帰れよ」

GM 根倉&悪崎 「「・・・へっへっへっへっ」」(城座の肩ぽんぽん)

城座 「うるせーな、さっさと帰れよぉ」

GM 悪崎「へへ、まあ、がんばれや」 友人二人はチラッニヤニヤッしながら、その場を去っていく。

城座 まったく・・・。気を取り直して太境に声を掛けよう。「太境、今から帰りか?」

GM 楼良「あ、城座くん、ごきげんよう。その通りですわ」

城座 「もう遅いから、送って行こう・・・か?」(ドキドキ)

GM 楼良「よろしいんですの?」

城座 「気にするなよ! ・・・俺とお前の・・・仲じゃないか!」(ギクシャク)

GM 楼良「はい、ではよろしくお願いしますわね」(ニッコリ)

 おそらく太境楼良は、城座の言葉に何の他意も見出していないだろう。だが、城座にとって、そんなことは別にどうでもいいことだった。

GM では、市街地のビル群に沈む夕日を望む坂を登っていく二人。太境私立高校は山の中腹にあるけれど、楼良の自宅は、その更に上、山の頂上付近にあります。

城座 ・・・お屋敷ですか?

GM もちろんです、名家ですから。

城座 なにそれ怖い。

GM 楼良と並んで坂の歩道を登る城座くん。何か話す?

城座 楼良はどんな感じです?

GM なんだかとても上機嫌だね。

城座 「・・・何かいいことでもあったのか?」

GM 城座くんがそう振ると、楼良はよくぞ聞いてくれました!な感じで喋りだす。

楼良「いままで話すことがなかったのですが・・・ 実はわたくし、高校を卒業したら結婚いたしますの」

結婚いたしますの…結婚いたします…結婚いたし…結婚…
導入開始数分で、城座の淡い恋心は砕けて散った。

城座 「……え? 結婚? 誰と?? つか、お前、付き合ってる奴いたの? え? 誰??」

GM 楼良「昔からお家同士の付き合いもあった方で・・・駒贄治信さんという方ですわ」

城座 「家同士の付き合い! つまり、家で勝手に決められた相手ってことかな!?」

GM 楼良「? 確かにお家同士でのお話でもありましたけれど・・・ わたくしは治信さまを子どもの頃からお慕い申し上げておりまして・・・」

城座 「ッ!?」(ガーン)

GM 楼良「2年前から・・・その、お付き合いもさせて頂いておりましたのー!」

城座 「ッ!!?」(ガガーン) ・・・こう、連続で重しが頭の上に落ちてきたみたいな!

GM 楼良がマウントポジションでタコ殴りにしてるよね。

城座 「そっかー・・・そっかー・・・」

GM 楼良「治信さまはもう成人されておりまして、普段は外国で家業のお手伝いをなさっておられるのですが・・・来週、太境の家にいらっしゃいますのよ」

城座 「そうなんだ・・・」

GM 楼良「ひさしぶりに会うことができて、とても嬉しいんですの。みっともないところをお見せしてしまって、申し訳ありません」

城座 もう口から魂抜けてるよ・・・

GM そんな話をしているうちに、楼良の自宅・・・ 太境家の屋敷の正門前に着く。

GM 楼良「もし機会がありましたら、城座くんも是非、治信さまとお会いになってくださいね! それではまた明日! ごきげんよう!」

城座 力なく笑って見送るよ。・・・さて、根倉と悪崎でも呼び出すか・・・ケータイで連絡してみよう。

GM すると、夕日が沈んで薄暗がりが広がる中、後ろの茂みの中から、着信音が。

城座 お、お前らァ・・・!

GM 悪崎「城座! 嘘だ、こんな!こんなバカな事が!(笑)」 根倉「(含み笑いをしている)」

城座 なんだこれ・・・

GM 悪崎「(肩ぽん)まあ、そんなもんだぜ。行こうぜ、今夜は俺の奢りだ」

城座 「悪崎・・・ お前、見た目も口も頭も悪い奴だけど・・・ いい奴だな」

 

傷心の城座は、友人たちと共に夜の街(ファミレス)に消えた。

友人たちと送る、ごく普通の青春と日常・・・
魔法使いとなった城座にとって、その流れは愛しい、なにより貴重なものだったのだ。

しかしそれは儚く脆いものでもあった。
翌日、彼の日常は、一時停止を余儀なくされるのだった。

 

GM 友人たちと浴びるほどドリンクバーを楽しんだ次の日、太境楼良は学校に来なかった。その代わり、城座の前に現れたのは、<大法典>からの使者・・・ メッセンジャーを務める使い魔だ。

「ああ、僕はもう、それだけで厄介事だと判ってしまったんだ」

導入2に続く