どうも、烈角でございます。
みかみてれん先生の『恋をしたら死ぬとか、つらたんです!』が発売されましたー!
この作品は小説投稿サイト「小説家になろう」に投稿された小説の書籍化されたものです(投稿時のタイトルは「乙女ゲーなのに恋をしたら死ぬとか、つらたんです」)。
あらすじ:
藤井ヒナは乙女ゲームが好きな女子高生。ある日、未来人のシュルツに体験型の新作乙女ゲームのテストプレイを依頼される。
これを快く承諾したヒナは早速乙女ゲームの中に。しかし、実はこのゲームは特殊なルールがあった。
それは「恋をしたら死ぬ」!
しかもゲームをクリアしなければ、ゲームの世界から出られない!?
頑張ってゲームを攻略しようとするヒナであったが、実は彼女にもある秘密が……
というのがおおまかなあらすじですが、主人公である藤井ヒナの秘密こそがこの作品一番のポイントです。
それは、彼女が極端に惚れっぽいということ。
男だろうが女だろうが、子供から大人、老人まで。ゾンビやオークでもイケるし、動物もまあイケる。しまいには無機物(ぬいぐるみ)でも頑張ればなんとか……という意味がわからないレベルで惚れっぽい少女、それが藤井ヒナ。
恋愛力を測れば平均15のところを53万という数値をたたき出し、ドキドキメーターは上限を突破して13億超え。なんだよフ◯ーザかよ……
誰が呼んだか「クレイジーサイコビッチ」。それが藤井ヒナ!
で、そんな彼女が「恋をすると死ぬ」乙女ゲーム、『乙女は辛いデス』(タイトル)をプレイするとどうなるか?
「おはよう、ヒナ!」幼馴染(という設定のキャラ)に声をかけられて死亡!
「そこで何をやっている!」クールな風紀委員(という設定(ry)に胸ぐらを掴まれて死亡!
「熱は、無いみたいだね」新任教師(という(ry)におでこを合わせて熱を測られて死亡!
無限ループって恐くね?
果たしてヒナはこのゲームをクリアして現実に戻ることが出来るのか!?とばっちりで巻き込まれたシュルツの精神は持つのか!?
頑張れヒナ!負けるなシュルツ!
色々な意味でスリリングな作品で面白いですよ!
ちなみにゲーム内でヒナが死ぬたびに、ヒナのお葬式が開かれます。
ただでさえ目の前で女の子が死ぬというトラウマ必至の出来事が起きたイケメン達の悲痛な叫びが!最愛の娘を失った家族の慟哭が!やたらと綿密な描写のお葬式が!プレイヤー(と読者)に迫る!
スリリング!(ハイライトの消えた目で)