科学の網が星を覆い
電子や光が駆け巡っても
魔法や神秘がなくなる程
開明されてない近現代
GM …さて、六氷京は男娼ということですが…… 主な生活圏は繁華街になるのかな?
六氷 うん。
GM …男性相手の男娼でしたっけ。
六氷 はい(^^
GM (気にしないことにしよう)
六氷 繁華街の・・・そうだなー、明け方くらいに、店じまいしてるところかな。
GM では、作業中に家の隣に住んでいる六氷のアンカー、サンジェルマンおばちゃんが通りかかるよ。・・・ところで、このサンジェルマンさんは何してる人?
六氷 主婦だね。
GM 判った。サンジェルマンさんは、六氷の仕事が何かも知っているってことで。
六氷 いいよー。
GM サンジェルマン「仕事、終わったようだね」
六氷 「うん、今日の客はスゴかったよ」
ナニがだ。
GM サンジェルマン「そ、そうかい。じゃあこれ、朝食にでもしておくれ」(味噌汁が入ったポットを渡して)
六氷 「お、ありがとう。店のみんなで食べるよ」
GM サンジェルマン「それがいいよ。…ところで最近、この街で急に眠っちまうヘンな病気が流行ってるらしいよ」
六氷 「ああ、うちの店でもひとり、そんな話で欠勤になったコがいたなあ・・・」 とか言っていいかな?
GM いいよ。 サンジェルマン「あら、じゃあ心配だねえ。車を運転してる時に眠っちまってごらんよ。危なくて仕方ないよ!」
六氷 「ほんと、そうだね。事故が多発しちゃうねえ」 これ、フラグだよなあ(笑)
GM 次の瞬間! 車道から六氷とサンジェルマンおばちゃんめがけて暴走車が!!
六氷 やっぱりなー。
GM 六氷の動体視力なら捉えることができるけど、運転席には眠ったようにハンドルに突っ伏す女性の姿が!
六氷 む。では時を止めて車に乗り込み、女性を車外に退避させてから、ブレーキを踏む。
GM その程度、第三階梯に達した魔法使いならば造作もないこと!! そして時が動き出し、キキーッ!! 車はサンジェルマンおばちゃんの眼前で停まる。
六氷 (ガチャッ)「サンジェルマンさん、大丈夫かい?」
GM サンジェルマン「あ、ああ…ぶったまげちまったよ。って、なんでアンタがその車から??」
六氷 「まあ、細かいことはいーじゃない」 サンジェルマンさんの額に手を当てて記憶を改変しておくよ。
GM OK。では、不自然な状況におばちゃんは疑問を抱かなかった。
六氷 「さて、これは例の突然眠ってしまう事件なのかな?」
GM 六氷がそう思って、さっき助けた女の人を見ると、いつのまにか妙齢の女性がそばで介抱している。
六氷 おや?
GM 介抱する女性「あいかわらず、魔法の使い方が雑なトカゲね」
六氷 「すまない、女性の知り合いはいないんだ」
サンジェルマンおばちゃんはどうした。
GM 女性「(イラッとした顔)ま、それはともかく、このコはとりあえず大丈夫。ちゃんとしたところに任せれば、死にはしないでしょ」
六氷 「…すまないな、カーミラ」 …一応聞くけど、合ってる?
GM そう、齢300弱の吸血鬼、夢魔法の使い手、『伯爵夫人(グレーフィン)』カーミラだ。
六氷 当然、今回の事件に関係してそうだ。
GM 車を運転していた女性を見ると、魔法によって眠っていることが判る。
六氷 その眠り、解除しようとしてみるけど、無理だよね。
GM そうだね。 カーミラ「そのまま眠って死んじゃうにはもったいない可愛いコじゃない? ちゃんと然るべきところ…<大法典>にでも連れて行ってあげてね」
六氷 「…女性に興味はないんだけど、お前に任せるわけにもいかないしねえ」
GM カーミラ「あら、残念ね。あなたが嫌なら私が頂こうと思っていたのだけれど」 カーミラは、ケラケラ笑って、霧になって消えていく。
六氷 「…あいつがこの街に来たってことは、そろそろ<大法典>も動き出すだろうし、俺も呼ばれるかな?」
六氷京の予想通り、程なくして<大法典>の使者が彼のもとに訪れる。
契約に基づいて<大法典>に力を貸し、太境市で起こる魔法災厄の解決に尽力してほしい、とのことであった。
~導入4に続く